12月11日、東京竹芝のニューピアホール(写真上)にて、和田裕美事務所株式会社 代表取締役の和田裕美さんの年に1回の恒例行事というべきセミナー「わくわく伝染ツアー」が行われました。
実を言うと、和田さんは、私が世話になっているNPO法人FDAの名誉顧問でもあり、その関係で参加しました。参加したのは後半の夜の部です。
今回は、「オール和田裕美」ということで原点に立ち返ってセミナーらしくトークに徹しておりました。
話の内容としては、和田さんが過去の失敗・挫折の連続という実経験から、気づいたことや教訓として得て今に至っているということを、面白おかしくトークされては笑いがわき起こるという画期的なものでありました。
もちろん、セミナーとしての内容も充実しており、「陽転力」をベースに「共感力」「稼ぎ力」「決断力」「交渉力」「全体把握力」「影響力」という7つの力が必要不可欠であるという事を話されておりました。基礎となる「陽転力」、これは和田さんの「陽転思考」から来ており、いわゆる「ポジティブシンキング」を超えた考え方なのです。そもそも、「ポジティブシンキング」は良い点だけを見て伸ばすという事ですが、これは欧米人向けの考え方であり、悪い点でも事実として実直に受け止める日本人には不向きです。一方、「陽転思考」は「事実は1つ、考え方は2つ」というように、どんなに悪いことであっても事実は事実であり消すことは出来ないが、考え方はプラスかマイナスかを選べるという考え方です。マイナスに考えれば悪循環になるばかり、だったらその中で「良かった」は無いかを追求してプラスの考え方をしよう、そして陽転していこう、という現代日本人にはピッタリの自己向上法なのです。あとの6つの力は、長くなるので割愛します。
そして、今回明かされた「2つの決意」のミニ演劇も笑いが起こりつつ、非常にためになるものでした。和田さんと演劇俳優(男性です)の2人で、「陽転思考」を実践したものの、うまくいっていない人の悩み相談、という設定で進行しました。
「2つの決意」とは、「信じると決める」「笑うと決める」ということです。今の社会、人間不信で怒り・嘆き・悲しみに満ちている気がしてなりません。ましてや東日本大震災があった年です。それだけに、「2つの決意」は大事です。もちろん、思うだけでは始まりません、実践あるのみです。いままで「人間力」に何一つ向き合えず、コミュニケーションを鬼門としか考えなかった自分の過去でしたが、ここ半年で劇的に変わりました。この日を機に、さらに自己向上をしていきたい、という思いで会場を後にしました。ロビーも結構賑わっていましたよ(写真下)。
昼から長丁場でトークをされた和田裕美さん、とても貴重な時間を本当にありがとうございました。そして、スタッフの皆さん、お疲れ様でした。大成功でしたよ。それでは、ペリエ流一本締めをやりましょう。
「ヨ~ッ(手を拝借)、パン!!(締める)、ヨッシャ~!!(胸の前で両手ガッツポーズ)」