ゆあフレンズに対する行政処分について

ゆあフレンズに対する行政処分Neccoに関わっている方はご存知のことですが、8月29日にB型作業所の「ゆあフレンズ」に対して、9月30日をもって指定取消という行政処分がなされました。
Neccoのホームページにも記載されていますが、今般の行政処分は一部の元理事ならびに元職員(既に解任ならびに退職済)による不正行為であり、東京都や新宿区はもとより法人に対して損害を与えた行為であります。もちろん、手続きは正しく行わなくてはなりません。行政に対して損害を与えている以上は、処分は当然であり受け止めなくてはなりません。しかし、法人も不正の隠れ蓑にされた上に処分ならびに返金等が生じているがゆえに、受けた犠牲は甚大であります。
告知後に、多くの方から心配する声や今後のことを問い合わせる声など、皆様には多大な迷惑をかけていることと存じます。これに関しては、ただただお詫びする以外、打つべき手段がないのが実情であります。
こういった事情である中、困ったことにNecco関係者に対してmixiを経て傷口に塩をなすりつけたり、Neccoを壊滅に追い込ませようとする書き込みが見受けられました。危惧するのは、その悪質な書き込みによって、看過できないほどに傷口が広がる事です。そうならないように、当事者を保護する観点も欠かせないと考えます。
Neccoが無くなって喜ぶ人の神経が、到底理解できません。おそらく、Necco関係者への私怨と思われますが、今般の行政処分に乗じて、鬼の首を取ったと言わんばかりに組織解体を狙って、壊滅を図っていると考えます。しかも、「発達障害の組織や当事者会は、星の数ほどあるから他へ行けばいい」と、現状を知りもせずに無責任な書き込みをしております。つまり、Neccoを潰して関係者を発達障害の世界から追放すれば良いという、自己中心極まりない態度で当事者たちを撹乱しているわけです。
現状はというと、当事者会や家族会も多くは存在しますが、資金不足や役員の高齢化など運営に問題を抱えて活動しており、それを支援する人も減っています。世間からの負い目を背負って生きている中での前述のような言動は、現理事たちや職員・利用者・当事者・支援者たちに対する著しい冒涜であり、断じて許せません。
無くなってしまえば、当事者や家族はもとより職員も路頭に迷う事態になりかねません。「大人の発達障害者」の行き場が無くなってしまいます。
批判・非難だけなら簡単な事です。大事なのは今後どうやって再建・再生するか、なのです。信じるべき相手は誰か、信用のある情報は何か、落ち着き冷静になって判断し、悪質な書き込みに惑わされないよう行動して下さい。善良な当事者であれば分かるはずです。今般の行政処分もさることながら、前述の不正行為に対する責任追及ならびに悪質な行為に対する厳正な対応が必要なのではないでしょうか。