ついに来たUターンの時

伊丹空港の屋上にてついに、Uターンの朝がやってきました。帰って来た時とは打って変わって天気は晴れていました。準備をして9時頃に実家を後にしました。
阪急と大阪モノレールを乗り継いで大阪(伊丹)空港へ向かいます。戻りもANAの便であるため、南側のターミナルに向かいます。ここで、職場などへの土産を買って手続きに入りました。もちろん、帰りの便もネットで予約・決済・座席指定を済ませているため、チェックインは不要です。搭乗便は11時発、ANA22便・東京(羽田)行きです。
ところが、搭乗予定便が到着が遅れているために、出発が25分遅れるという案内がなされました。時間が多く確保できたとくれば、屋上の庭園に寄って時間つぶしをするのがオススメですよ。しばらくして、保安検査場へ行くと出発便が多いのか、やや混んでいて少し待たされました。おまけに、ポケットの中身を出し忘れて警報音を鳴らして再検査することになりましたが、まあ何とか無事に通過しましたよ。それでもまだまだ時間があるので、沖止め便用のランプバス搭乗口にも寄ります。やはり、羽田空港より狭くて小ざっぱりしてます。

雲から突き出す富士山頂搭乗予定時刻が少し早まり、11時20分となりました。少し無料携帯充電コーナーやWi-Fiコーナーで情報チェック後に、搭乗口にて待機しました(写真上)。
さあ、準備が完了したようなので、まずは優先客から案内され、続いて一般客の案内です。機材はボーイング767なので、通路は2列と広めです。手早く荷物をハットラックに入れて着席します。そして出発スタンバイとなりました。
11時25分に出発することになり、西側の滑走路へ南側から進入して到着機を待機してから、11時35分にテイクオフしました。ある程度上昇すると、左に旋回して南下してから東海道上空を東へフライトするルートで東京へ向かいました。
景色を楽しみたいので、音楽やビデオは利用しません。少しすると、ドリンクサービスです。今回は落ち着きたかったので緑茶を選びました。さらに進んでいくと、雪をかぶっていない黒い富士山頂が、雲を突き出したかのように見えました(写真中)。この景色が西に離れるようになると、いよいよ着陸態勢に入りました。機長のアナウンスによると、羽田への最短ルートで使うというそうです。遅れを取り戻したい思いが機内にも滲んできました。東京湾上空を下降していき、東京湾アクアラインが見えてきた少し後、12時30分に着陸しました。

羽田空港のリムジンバス乗場滑走路を離れて少し左に寄ったところで、何があったのか突然停機しました。少しすると、機長のアナウンスが入りました。
「着陸5分前に油圧異常が発生し、機材から油が洩れており、被害を最小限にするために停止しています。判明するまで、しばらくお待ち下さい。」
これが、緊急着陸で別の場所になったら、と思えばまだまだ良かった方ですよ。それに、今日は予定がないので焦ることもありません。20分ほどして、「到着は401番スポットに変更します。タラップでの降機でターミナルまではバスで案内します。」とアナウンスがあった後に、直進するかのように進んで広いアスファルト地の端付近で到着しました。沖止めです。
降りた後は近くに停車中のバスに乗ってターミナルへ向かいます。到着口を出た時には既に13時を過ぎていました。乗り継ぎはしたくないので、リムジンバスで新宿駅行きに乗車しました(写真下)。乗っていた飛行機は、止まったまま修復が行われていた様子です。第1ターミナルに寄ってから首都高速に入り、少し走ってトンネルだらけの新道路を駆け抜けるようになって、やっと明るくなったと思ったら初台南ランプから出ました。もう新宿は近いです。35分はかかりましたが、新宿駅西口の南側にあるリムジンバス西乗場(羽田空港発着専用)に到着です。信号をわたってリムジンバス東乗場(成田空港発着専用)近くに乗車券販売所がありますよ。少し北の新宿駅西口バスターミナルから、都営バスで戻って帰宅します。次は年末年始に帰省します。