都営バス 学02系統臨時急行バス

今日も、いつものように仕事を終えて歩きに行くと、今までに見たことがない都営バスの系統を目撃しました。
何と、「学02急行 高田馬場駅」と表示されているではありませんか。しかも、側面の表示は「高田馬場駅←急 行←早大正門」となっています。つまり、早大正門を出ると高田馬場駅終点まで、途中の停留所に止まらないのです。歩道は早稲田大学を受け終えた受験生たちが、どっと押し寄せていますし、バスの車内も満員です。
さらに早稲田大学寄りに歩いていくと、驚くべきものを発見しました。それは、このバスが単にノンストップ便というだけでなく、走行ルートも異なっているというのです。
通常の「学02系統」は、「高田馬場駅」から早稲田通りを経て、新宿区社会福祉協議会前を通過し、「高田馬場二丁目」に停まり「西早稲田」「馬場下町」と直進してから、一方通行の道を左に入り、大隈講堂の近くにあるバスロータリー「早大正門」まで行って、戻るときは東隣の道路を通って早稲田通りに入ってから、来た道を戻るようにして「高田馬場駅」へ向かいます。

ところが、この臨時急行バスは早大正門のロータリーから早稲田通りに向かって右折せずに、新目白通りに向かって左折してから新目白通り経由で都営バス早稲田営業所、甘泉園公園前を経てから西早稲田で早稲田通りに入って高田馬場駅へ向かいます。
おそらく、馬場下町あたりが信号待ちや歩行者による停滞が多いため、それを回避するために別ルートにしていると思われます。
もちろん、バスの管轄は小滝橋営業所です。早稲田営業所は都営バスの営業所としては最も規模が小さく、早大正門方面のバスまで回せる余裕はありません。そうすると、高田馬場駅~小滝橋車庫前はどうするのか、と言えば区間便で補っています。小滝橋車庫から高田馬場駅前行きで向かい、そこから学02系統で入ります。逆に入庫は、高田馬場駅でロータリーに入らずにガード下に直進して、小滝橋車庫前行で帰ります。