格安の寿司店の「これから」を考える

魚べい・渋谷道玄坂店私は魚が好きであり、寿司も大好物であります。ただ、かつては寿司の食べ放題がありましたが、現在は値段が高くて手が届かない店ばかりになってしまいました。
そうなると、回転寿司等の格安の店になるわけですが、最近は決済方法が現金以外に電子マネーやカードでもできるようになりました。今まで現金決済しかできなかった理由は、回転寿司は「薄利多売」で電子マネーやカードを導入すると手数料分を引かれて、利益が出なくなるためなのです。
そういった中で、これからの格安寿司店のスタイルで早い時点から多様な決済手段が選べて、伸びるであろうと思われる店が渋谷にあると考えています。
場所は、「魚べい・渋谷道玄坂店」(写真)です。見れば分かりますが、特急レーンが3列しかありません。最大の特徴は、注文したものだけが流され、しかも作りたて新鮮であるために、味が良いのです。そうなれば、回転寿司のように時間が経てば廃棄する、という事がほとんど生じませんので、ロスが大幅に減ります。さらに、回転寿司では回っている間にも鮮度は落ちるので、味の面でも見劣りがします。
つまり、特急レーンだけというのは「最大の効率」で「最大の満足」を提供できる格安寿司の「将来のモデル」と言って良いのです。回転寿司の「何が来るか楽しみ」という要素は無くなりますが、経済・経営の観点から考えると最適と言えます。無駄を徹底して削減し、顧客の満足を得る、という志向から生み出された「究極のカタチ」です。これが広まることを、期待したいですね。