秋葉原での馬鹿騒ぎな深夜明けで上野駅へ向かいました。そして、そこから乗車した列車は5時43分発、普通新前橋行きです。高崎線を走る普通列車としては最古形式の3ドア車で、4号車は2階建てのグリーン車が、5号車は平屋のグリーン車が連結されています(写真上)。
今や、平屋のグリーン車を連結した編成は少なく、この形式以外の新型4ドア車は全て2階建てグリーン車連結編成しかありません。さらに、この最古形式でもグリーン車が2両とも2階建ての編成があるため、平屋のグリーン車は、まさに希少価値があるというものです。この編成が走るエリアも上野発着の高崎線と宇都宮線だけです。東海道線には、まだ3ドア車が残っていますがグリーン車は全て2階建てに統一されているため、見ることができません。また、湘南新宿ラインは新型4ドア車に統一されているので、この最古編成には充てられません。
早速乗車しましょう。高崎まで乗車することにしました。平屋のグリーン車の車内は天井が高い上にデッキが両端なので、空間的に言えば広々です(写真下)。早朝なのでガラガラで、余裕で座れます。ある意味、優越感に浸れます。話し声もほとんど無く、車内アナウンスの時以外は本当に静かでした。
時折、駅に着いたときにホームで待っていた客がいましたが、ほとんどは隣の普通車に流れていきました。土曜日だからホリデー料金(51km以上なので750円)でお得なのですけど、やはりグリーン車はリッチなのでしょうか。
そして、約1時間40分の長旅の末、高崎に着きました。この後は八高線に乗るので、ここでお別れです。この平屋のグリーン車は、いつ消滅するか分かりませんし、あと何回乗れるのか、ですね。