山手線最新鋭車の「レア編成」

山手線のレアな車両先日、諸用で出かけた帰りにJR山手線で渋谷から池袋に向かった時に、増備中の最新鋭車「E235系」に2編成しか無い「レア編成」(写真上)に乗車しました。
一見すれば、どこが違うのか分かりにくいかと思います。ご存知の方には今更の事ですが、この最新鋭車「E235系」は1編成11両を全て新造しているわけではありません。11両中10両は新造ですが、10号車だけは従来車「E231系」から引き抜いた上で改造して組み込んでいます。ただ、置き換えの際に山手線の運用に影響が出ないようにしようとすると、全てを置き換えで賄おうとすれば2編成しか改造工事に回すことができません。一方で従来車「E231系」は52編成もあり、置き換えに約2ヶ月かかる事を考えると、2編成だけでは完全置き換えまでに約4年半も要します。これでは、時間かかり過ぎです。

「レア編成」と「大部分の編成」との違いそこで、2編成だけは11両全てを新造した編成として登場させて、改造工事に4編成を回すようにしたのです。それが、前述の「レア編成」なのです。
さて、外見上での「レア編成」(写真下・上半分)と「大部分の編成」(写真下・下半分)とは、屋根の部分が異なっています。従来車「E231系」は雨樋が目立つ形で設置されているため、その部分が新造車との差異に現れています。置き換えがかなり進み、最新鋭車「E235系」は少し待てば乗れる可能性が高まりました。早めの改造工事のために登場した「レア編成」、当たるかどうかを見るのも楽しみですよ。