ある新型車両の不思議な経緯

いつものように、東京メトロ半蔵門線で通勤していたところ、東急2020系の第6編成を見かけました。
この編成は「ある曰く付き」で、それを表す部分(写真)が2号車(2226型:左)と3号車(2326型:右)です。本来であれば同時期に製造された車両は、転落防止幌の汚れ具合も同じはずですが、この編成はお互いの汚れ具合が異なっています。
その理由ですが、3号車の2326型は新造で誕生した車両ではなく、元大井町線用6020系6321型から外観変更の上で改番されて誕生した車両だからなのです。大井町線で、有料座席指定サービス「Q SEAT」を行うことになり、増備中の2020系の第6編成を新造する際に、10両中1両は新しくQ SEAT車となる6321型として製造されました。そして、6020系第1編成に元々組まれていた6321型を新造車に取り替えて、その入れ替えで外された旧6321型を外観変更して田園都市線2020系2326型に改番して組み込まれたのです。
同じ理由で2020系第7編成も、同時に新造した6322型Q SEAT車を6020系第2編成の旧6322型と取り替えて、外された旧6322型は外観変更して2020系2327型に改番して組み込まれました。つまり、このような編成は写真の2020系の第6編成の他に第7編成でも見られます。この編成を見かけた時には、ここに注目して見るのも良いかと思いますよ。