西武鉄道の飛び地路線、西武多摩川線

西武鉄道と言えば、池袋を起点に飯能を経て吾野まで通ずる池袋線や先の西武秩父まで通ずる秩父線、西武新宿を起点に本川越まで通ずる新宿線を中心に、東京西部や埼玉南西部をエリアとする大手私鉄であるのは有名なことです。
そんな西武鉄道ですが、これらの路線と全くつながっていない飛び地路線が存在するのは、ご存知でしょうか。それが、今回紹介する武蔵境~是政間を結ぶ「西武多摩川線」なのです。
西武多摩川線と聞いて、多摩湖線と混同している方もいますが、多摩川線と多摩湖線は全くの別路線です。多摩湖線は、国分寺~西武遊園地間を結ぶ路線のことであり、萩山で拝島線、西武遊園地で山口線と、他の西武鉄道線につながっています。

それでは、本題に入りましょう。多摩川線の始発駅である武蔵境駅は、JR中央線との乗換駅です。他の西武鉄道線から最も近いのは、JR中央線で西に3駅先の国分寺(国分寺線・多摩湖線)です。線外に搬出入できるように、JR中央線とも線路でつながっています。
それでは、乗車しましょう。多摩川線の車両は、他の西武鉄道線とは異なる3ドアで、ワンマン運転で運行されています。路線図も多摩川線をメインに、近隣の国分寺駅の簡単な乗換表記といったサッパリした内容であります。全部で6駅の単線で、所要時間は12分です。
終点の是政に着いて、周りを見ると、東京都内とは思えない静かな場所でありました。少し行けば、神奈川県道・東京都道9号川崎府中線と是政橋が見えてきます。駅に戻って運賃表を見ると、多摩川線内だけで完結というシンプルさでした。さあ、武蔵境まで戻りますか。