現在、都営三田線では既存の直通先の東急目黒線ならびに今後直通する相鉄線に備え、8両化を進めることになっております。しかしながら、現在のホームドアは設置してから長期間が経過しており、現在の公共交通機関のサービスのレベルに合わなくなっていると言って過言ではありません。
そこで、都営交通では都営三田線のホームドアを更新する工事を進めております。それは、単に8両編成に対応するだけでなく、様々な新機軸を取り込んだ内容となっております。
そういった中で、私の最寄り駅である西巣鴨駅のホームドア更新工事が、この度完了して稼働しました。上のスライドが1番線(巣鴨・白金高輪・目黒・東急目黒線日吉方面)、中程のスライドが2番線(新板橋・高島平・西高島平方面)です。
このホームドアは、ドア本体に今までなかった窓が付いたことにより、ホームの向こう側を見ることができるようになり、電車が入線していることを認識できるようになりました。さらに、前駅を出発すると従来のホーム上の「電車がきます」表示に加え、ホームドアの上のランプとサインも併せて表示されます。
安全面については、今までホームの柱に設置されていた「非常停止ボタン」が、ホームドアの上に移設されました。これにより、電車が来たときに危険を察知して止める必要が生じたら、すぐに対応できるようになったのです。
従来のホームの柱にある「非常停止ボタン」は、ビニールがかぶせられて「お役御免」となりました。後日、撤去されます。隣の駅ですが、巣鴨駅は取替が進んでいる一方で、新板橋駅は未着手でした。