地下鉄のイレギュラーな運用

写真を見て、たいていの方は何の変哲もない地下鉄の運用であると思いますが、これを見て「あれ?」と感じた方もいると思います。私も後者の方です。
何に違和感があるかと言えば、左上の数字と英文字です。これが何を指すのかと言えば、この車両の列車番号なのです。基本的には、ダイヤ改正が行われたりダイヤ乱れで運休等が発生しない限り、同じ時刻には同じ運用が充てられます。もちろん、使う車両は日々変わりますが、他社直通している場合でも、同じ会社の車両が充てられます。
さて、本題に入ります。撮影している場所は、東京メトロ半蔵門線の神保町駅です。半蔵門線には、東京メトロの車両以外に、田園都市線から直通する東急とスカイツリーラインから直通する東武の車両も入ってきます。列車番号は、東京メトロ車はxxS、東急車はxxK、東武車はxxTとなっています。xxは任意の2桁の数字です。
もうお分かりかと思いますが、本来の東京メトロ車の運用であるなら、「S」で終わっているはずです。ところが、写真は「T」で終わっています。つまり、これは本来なら東武車が充てられる運用なのです。おそらく、検査やトラブル等で自社の車両が用意できず、他社の車両で代用している時に発生する現象と考えられます。特に、直通先の線路上や車庫等で問題が起こると、自社の予備車両をすぐには用意できないため、近くにある他社の予備車両が充てられます。その時に、写真のようなことになるわけです。何気ない表示も、分かると面白いことが見えてきますよ。