正月休みも今日で終わりという1月3日の朝、壮絶なニュースが飛び込んできました。
「有楽町駅付近で火災が発生したため、東海道新幹線が全線で運転見合わせ」という内容でした。東京に戻る便は夜出発なので、運休になることはないと思っていました。しかし、いつまで運転見合わせか不明であるため、昼のニュースで改めて確認することにしました。すると、11時55分に運転を再開するとのことでした。しかし、昼いっぱいまで動かなかったため、当然のことながらダイヤは大きく乱れていました。
一方、私は18時前に自宅を出て、18時35分に新大阪駅に着きました。この時点で、15時台から17時台の列車の到着が遅れており、コンコースでは身動きが取れないほどに混雑が続いていました。当然のことながら、乗車予定の列車は定時に来ておりません。
さらに、定時から遅れること30分、到着ホームの変更のアナウンスが流れました。本来は24番線ですが、26番線に変わったため移動しました(写真上)。その間も遅れて到着した列車が入線しては乗降客でごった返し、忘れ物があったために車庫に引き上げるのが遅れる事態も発生し、大混乱に拍車をかけるという光景でありました。
遅れること約1時間後、ようやく乗車目的の列車が入線することになりました。が、「都合により、全席禁煙のN700系から700系に変更致しました」というアナウンスが流れた時には、怒り心頭でした。さらに、「喫煙ルームはございません。車内で喫煙されるお客様は、他の列車をご利用ください」と流れた時には、「それだけじゃないだろ!? 無線LANは!? AC電源は!?」と叫びたくなりました。しかも、本来は唯一の新大阪発東京行きのN700系こだま号だっただけに、著しく裏切られた思いでした。何のために、あえてグリーン車を予約したのか、と言いたくなりました。
そうは言っても、ぷらっとこだまの乗車券・特急券であるため列車変更ができず(旅行会社手配の場合は、他の便の自由席にすら乗車できません)、渋々乗車しました。そして、遅れること約1時間20分、新大阪を後にしました。無線LANが使えないためにネット接続に不自由し、車内改札時に乗務員にAC電源について聞くと、「申し訳ございません。洗面所にしかないのです。」と困った顔をして答えていました。
夕食後に疲れで爆睡し、そのうちにスマートフォンの電池が切れてしまいました。精神的な疲れなのでしょうか、眠りが浅いのです。日付が変わる頃に新横浜に着く手前まで来ました。が、駅では前の列車が客扱いに時間がかかり、満線状態のため待機させられながら入線するといった状態でした。
品川駅や終点・東京駅でも同じように途中停車を繰り返しながら進んでいたために遅れがひどくなり、0時40分頃になって、ようやく東京駅16番線に到着しました(写真下)。
当然ながら帰ろうにも電車がありません。そこで、19番線に休憩用の列車が用意されることになりました。早速行くと、到着したのぞみ号の折り返し回送車(N700系)を、休憩用に充てるとのことでした。
その後も次々と列車が到着し、深夜2時頃まで降車客が絶えませんでした。さすがに休憩用列車も19番線だけでは足りなくなり、15・16番線にも用意されました。俗に言う「列車ホテル」です。映像では何回も見ましたが、本当に体験するとは思ってもみませんでした。感想ですが、「全然眠れません!!」の一言です。見ている分には羨ましがるそうですが、体験者にすれば二度と体験したくない、というのが本音ですよ。
朝5時に頭がぼんやりしたまま帰宅しました。朝食後は、当然ながら大爆睡です。