少し早めの秋休み 南国沖縄の旅 ふたたび

1日目(9/9)
2016年6月に、初めて沖縄県に旅をして47都道府県を踏破したのであったが、最後の最後に帰還予定の便が欠航になるというアクシデントがあって、後味悪い旅となってしまった。
これだけではない。土産に買った紫芋の菓子が、都内のスーパーで販売されてショックを受けたのも影響している。
そこで、再度沖縄へ行くことにしたのだ。今回は、日程に余裕を持たせて無理がないようにしたのである。以前は、スケジュール的にギリギリに組み込んでいたが、体力面と精神面を配慮して、東京~沖縄間の移動日は観光等を入れない方向でプランした。
出発は、金曜日の昼過ぎ羽田空港第1ターミナルから出発する便で。自動チェックイン機でチケットを受け取ると、すぐに保安検査場へ向かう。あっという間に済ませて搭乗スタンバイ。
搭乗するのは、15時35分発スカイマークSKY519便・沖縄(那覇)行。搭乗開始は15時20分に始まり、定刻に出発して順調にテイクオフして南国へのフライトが始まった。機内では、窓から眺めては写真を撮るといった具合に調子よく。
約3時間足らずのフライトで、18時25分に沖縄(那覇)空港へ。外は、すっかり暗くなっていた。これから4日間の拠点となるホテルへ向かうため、ゆいレール那覇空港から美栄橋へ。徒歩5分の好立地にある「ESTINATE HOTEL」が、今回の旅の拠点だ。
フロントとロビーとレストランが一体になった、風変わりなホテルである。交流を重視している点で、このようなレイアウトにしたと思われる。外国人客も、結構多く訪れる。
この日は、ホテル内のレストランで食事を済ませて、明日に備えてゆっくり休む。

2日目(9/10)
朝7時に起床。7時30分に朝食を済ませて、ゆいレール美栄橋から旭橋に向かう。この日は、バスを乗り継いで沖縄本島最北端の辺戸岬への日中がかりの旅。
旭橋バスターミナルからは、那覇空港始発の8時12分発、111番 高速バス名護バスターミナル行で一気に名護まで移動する。「やんばる急行バス」と違うのは、途中サービスエリアでの休憩がないことである。そのため、もし水分補給をしたいときは事前に買わなくてはならない全区間で約1時間45分かかるので、お茶や水はあった方がいいだろう。
彼岸前なので、まだまだ暑くカーテンをして乗っていた。高速道路を駆け抜けて一般道路をしばらく走ると、9時45分に第1ランナーの終点・名護バスターミナルへ。
接続時間15分で、第2ランナーの10時発、67番 辺土名バスターミナル行に乗り換える。一転して、普通の路線バスである。最初は街中を走っていたが、しばらくすると自然豊かな光景になり、左手に海が見えるようになった。言うまでもないが、海はきれいである。こうして、海から離れて町に入って、10時56分に第2ランナーの終点・辺土名バスターミナルへ。

次に乗るバスは、始発が辺土名(国頭村役場前)なので、10分ほど歩いてバックして村営バス乗場へ向かう。しばらく待合室にいると、バスドライバーが入ってきたではないか。そして、出発5分前に乗車が始まり、11時30分に第3ランナーの国頭村営バス方面楚洲行で辺戸岬へ。海沿いの道を駆け抜け、所々にトンネルがあったりと自然そのものを浴びるように満喫して、昼をちょっと過ぎた12時4分に目的地の辺戸岬に到着した。3本のバスを約4時間かけて、沖縄本島を縦断したバス旅であった。

さて、辺戸岬には観光客が20~30人ほどいて、駐車場もそこそこ埋まっていた。落ち着いて、石碑や断崖絶壁を眺めて心洗われる時間であった。
戻りのバスは13時44分発なので、辺戸岬だけを回ったほうが無難。欲張って「ヤンバルクイナ展望台」まで行こうとすると、バスに乗り遅れる危険があるので注意。光景は、写真で見れば説明は必要あるまい。

さあ、時間になって戻りのバスが着いたので、乗車して辺土名(国頭村役場前)に戻る。疲れまくって、ほとんど爆睡していた。14時18分に辺土名(国頭村役場前)に到着。
約20分の接続で、14時40分辺土名バスターミナル67番 名護バスターミナル行に乗車して名護へ。ここでも爆睡。15時35分に名護バスターミナルに到着。
わずか10分の接続で15時45分発、111番 高速バス那覇空港行で那覇空港へ。連続して爆睡していたが、旭橋あたりで雨が降っている様子に目が覚めて、17時26分に那覇空港・国内線旅客ターミナルに到着した。
ここからは、ゆいレール赤嶺に向かうのだが、なぜか駅が大混雑。何とか乗車して赤嶺に向かうと、歩いてヘルシーな食べ放題の店「だいこんの花 小禄店」へ。ディナータイム税込で2,106円。ここは、地元の素材をふんだんに使った料理が、手頃な値段で食べ放題なのである。しかも、野菜が多くヘルシーなのが嬉しい。そして、ゆいレール赤嶺から美栄橋まで乗車して、ホテルに戻った。

3日目(9/11)
朝7時に起床。7時30分に朝食を済ませて、ゆっくりしてから歩いて国際通りに向かう。この日は、那覇市街地の国際通りから第一牧志公設市場などを、ブラブラ歩きながら観光。
暑いながらも、アーケードがある通りなどを歩いてついでに土産も買うという効率の良い行動をしたのであった。第一牧志公設市場では、郷土料理をつまんでは食べるといった、沖縄ならではの味を堪能した時間であった。沖縄野菜はもちろん、豊富な魚介類の料理満喫できるのだ。
国際通りは、ゆいレール牧志駅を越えて北側まで通じており、反対側はゆいレール県庁前駅の東側近くまである、比較的眺めの大通りである。
午前中は、曇っていながらも天気は崩れなかったのであった。

ところが、午後になると突然雨が降り始めた。通り雨なので、すぐに止むのだが。宮古島の雪塩の店に寄った時に雨脚が強まったので、しばし雨宿り。沖縄は突然雨がふることがあるので、傘が手放せないようだ。
遅めの昼食は、タコスとタコライス。沖縄に行って、これは外せないからね。
あとは、御菓子御殿にも立ち寄って、オープンな工場を見たよ。少し歩いて地元の踊りをちょっと見ていると、また雨が降ってきたので、近くのスターバックスで雨宿り。すると、疲れからか仮眠状態に。夕方になって、第一牧志公設市場で夕食を済ませてからホテルに戻った。明日は早いので、早めに休む。

4日目(9/12)
朝7時に起床。7時30分に朝食を済ませて、お世話になった「ESTINATE HOTEL」のチェックアウトを済ませると、ゆいレール美栄橋から那覇空港に向かう。すると、登場する便の最終案内が行われているではないか。大慌てで自動チェックイン機でチケットを受け取ると、すぐに保安検査場へ向かう。あっという間に済ませて搭乗スタンバイ。
搭乗するのは、8時50分発スカイマークSKY510便・東京(羽田)行。搭乗開始は8時35分に始まり、定刻に出発して順調にテイクオフして帰還のフライトが始まった。機内では、行きと同じく窓から眺めては写真を撮っていた。ただ、曇っていて地面はあまり撮れなかった

天候が不安定だったためか、フライト中にやや強めの揺れが生じた。それでも、都心に近づくと安定してきて11時15分に東京(羽田)空港へ。
今回で沖縄に2度も行ったわけだが、あの雰囲気と環境は他にはないし、代わりになるところがない。だからこそ、旅行は楽しいのである。限られた時間の中で多くの観光地をめぐるのもいいが、時間を贅沢に使い、じっくり行くのも良いのだ。楽しみ方は、人それぞれだ。さて、次はどこにしようかな。

しまい。