冬の避寒地・華南の旅

【1日目(1/17)】
1月中旬の成田空港。時刻は7時30分。向かうは第1ターミナルビル4階南ウイング。ここが旅のスタート地点、プラン名は、「香港・マカオと華南 3都市をめぐる4日間」である。今回は団体旅行なので、まずは端にある旅行会社のカウンターで手続きを行う。ちなみに今回の旅は添乗員は同行しない現地係員が案内する。それが終わると、エアラインのチェックインカウンターへ行き、手荷物検査・出国手続きを早々と済ませて、出発前のお楽しみタイム。そう、免税店・土産店めぐりである。乗るのは9時50分発 NH923便 広州行き。まだまだ時間に余裕がある。
そして、20分前に搭乗手続きが始まり、機内へ。出発はやや遅れが生じたものの、10時10分にテイクオフ。気流に逆らいながらフライトするため約5時間かかり、現地時刻14時頃中国・広州新白雲国際空港に着陸。
入国手続き・手荷物受け取り・税関は問題なくクリアして、ようやく温暖な華南に足を踏み入れた。ここの現地係員はやや中年の男性。まずはバスで広州東駅へ向かい、高速鉄道で移動。約1時間で深圳へ。

夕日を眺めながらの深圳では、中国民族文化村・ミニチャイナを観光。中国の歴史がミニチュア化で再現されていた。夕食は四川料理。ピリピリしながらおいしく食した。
食後はナイトパレード観賞目にもとまらない動きに驚きながらも実に華やかであった。舞台の端には文字案内も行われた(日本語も表示される)。

そして、国境越え。今日の現地係員とは、ここでお別れ。ここは歩いて越えるのである。次は香港へ。次の現地係員は、中年ながら好感が持てる締まりの良い男性。バスで宿泊地・パンダホテルホンコンへ向かい、ここで一泊。が、夜食ツアー火鍋を食べる。街中はさほど危なくはなかったが。

【2日目(1/18)】
朝食は、ホテルではなくてバスで10分ほどの粥がおいしいレストランで食した。このうまさに活力がわいてきた。この日の香港観光は、ほとんどバス乗りづめ
まずは、二階建て路面電車乗車体験から始まった。この電車の階段は幅が狭く勾配がきついので、手すりにつかまらないと上り下りができない。それでも、上階からの眺めは抜群。約10分のミニトレイントリップであった。

次は山の中を移動して有数のリゾート地・レパルスベイに。海辺であるが街中とは違って静けさのベールが覆い隠す。ここが香港とは思えないほどの景観の美しさ。さらに街を駆け抜けて次はジャッキー・チェン邸へ。中には入れないので写真撮影だけ。
昼食は飲茶。実は、香港では飲茶は昼からじっくり時間をかけて楽しむもので、夕方にはたいてい片付けてしまうとのこと。で、一応ビールも用意されたが、食が進むとビールよりお茶がすすむのである。実にできていると感動しきりであった。

午後からは、宝石店「宝石城」でショッピング。途中、旧香港啓徳国際空港跡地を通り、そして、黄大仙で気分も爽やかに。気持ちが洗われる気がするよ。中庭は高層住宅に囲まれた中でのオアシスといったところか。
この後は夕食までショッピングタイム。ネイザンロード・シルク店ガレリア免税店

夕食は、潮州料理炒め料理が多いものの、見た目ほどくどくなくて味も最高。やはり香港は食抜きでは語れない。で、観光はまだ終わりではない香港と言えば、夜景が美しい観光地これを見ずして香港観光したことにはならない
まずは、ビクトリアピーク中腹からの眺め、さらに下山してスターフェリーに乗船して対岸へ。

極めつけは20時からのシンフォニー・オブ・ライツ!! 日中とは全くの別世界。感動さめやらぬままジェットフォイル乗り場へ行き、ここで現地係員とお別れ。出国手続きを済ませてジェットフォイルに乗り、約1時間でマカオへ。
入国手続きの後、バスでタイパホテルへ。ここからの現地係員はアジア人離れした男性。一部の観光客は、ホテル内のカジノで遊んでいたようだが。

【3日目(1/19)】
朝食はホテル内バイキング。
マカオと言えば世界遺産が多い観光地。そのため、この日は昨日とは反対に歩きまくりの旅であった。まずは、媽閣廟から。デカイ渦巻き線香が目に焼き付いた。次からが徒歩観光の本番。

聖ポール天主堂跡聖ドミニコ教会・広場セナド広場民政総署と巡った。ひたすらてくてく。回り終わると、マカオタワーへ。街を一望できる。もちろん、中国との国境も。ちなみに、ここでバンジージャンプができるそうだが、命が縮むので…
昼前にワイン倉庫の見学をして、昼食は展望回転レストランでポルトガル料理を食す。バイキング式であるが、回転しているので席と料理の場所をしっかり確認しなくてはならない

次は再び中国へ戻るわけだが、陸路では混雑するので渡し船で移動する。船乗り場へ行き、現地係員と別れて出国手続きをし、ポンポン船珠海へ。所要時間10分。人数も少ないので入国手続きはあっという間に終わり中国の地に着いた。
最後の現地係員はやや小柄な女性。バスで1時間あまりの御温泉へ。ここは、温泉であるが水着を着用しなくてはならない。で、男女共用である。

約1時間半の癒やしの時を終えて、華駿酒店(ジャンボホテル)へ。向かいのレストランで食事をとった後、ホテルの地下にてお楽しみタイム(何かは想像に任せる)。

【4日目(1/20)】
朝食は前日同様、ホテル内バイキング。
最終日はバスで高速道路を駆け抜け一気に広州へ行き、まずは沙面地区観光。歴史有る街並みの散策。そして、初日に降り立った広州新白雲国際空港へ。昼食は空港横の食堂で。

午後、チェックイン・出国審査・手荷物検査を済ませて待機。乗るのは15時10分発 NH924便 成田行き15時25分にテイクオフ。今度は気流に乗ってフライトするので約4時間。離陸して約1時間後には外が暗くなった。そして20時頃、無事に成田に到着。入国手続き・手荷物受け取り・税関をクリアして戻ってきた。
で、空港を出たら「さ、さ、寒い。」 温度差の大きさを体感したのであった。

しまい。